死ぬまでにせめてあと1000冊は読みたい

読書記録です。アラ還の2020年5月からカウントを始めました。果たして1000冊までたどり着けるのか

2021年11月に読んだ70-72冊目

もう、毎月、最低ノルマの3冊をこなすべく必死に月末を過ごすという感じになっています。お陰で、厚い本が読めないという。

 

ということで、70冊目。

 

これでもか、「愛の不時着」。あの世界を愛する人向けですね。もう一度振り返りたい時に。しかし、時々入れてある韓国語や、そのルビが間違っていて、韓国語を知っている人はその間違いの多さに驚くことでしょう。ひどい校正だ。あと、あくまでこの著者が思うところなので、そうじゃないと思ったところも勿論あります。

 

71冊目は

 

これは、読みたくて読んだのではなく、仕事上の必要性があって読みました。BL初心者向けです。最近のBLブームは驚くほどで、大型書店に行くと、その棚の大きさには唖然とするほど。その世界はどんなものなのか、用語、名作などがよくわかるので、形から入りたい人におすすめします。

 

72冊めは、

 

月末が近づき、一気に読めそうな本を積読本の中から選びました。初の作家さん。なぜこれが家にあったかと言うと、事件の現場が我が家に近くて親近感があったから。景色を知っていると臨場感が高まりますね。主人公が女性二人で、キャラが立っている。警察の分析官という職種もまた面白いが、本当にそんなにわかるのか、と思わないわけでもない。でも、楽しめました。

2021年10月に読んだ67-69冊目

10月も、相変わらず「愛の不時着」沼から抜け出せませんでした。OST(オリジナル・サウンドトラック)の楽譜を買って、10年ぶりのキーボードを弾いています。ボロボロですけど(腕もキーボードも)。

 

さて、67冊目

 

もちろん、沼落ちの続きなのです。ヒョンビンの話とか出ているし。でも、今、仕事で対峙している韓国の小説も若者が主役なので、兵役に関連している話があちこちに出てきて、韓国の兵役の基本を知るには良いと思います。日本人には、兵役なんてちょっと考えられないですしね。

 

68冊目は

前半は、いわゆる官能小説を書いている女性作家へのインタビューなんですけど、これが面白いです。やっぱり感覚がちょっと違うと言いますか。そんなことを考えて書いているんだ、とかね。18歳未満の女性は登場させない、という自主規制が版元からは求められるようです。それはそれでどうなんでしょう。後半は小説ガイド。純文学から官能小説まで色々。何冊かは、デジタルでサンプルを読んでみました。取り敢えず2冊は残してあるので、そのうち続きを読むかもしれません。(いつか読もうというサンプルがキープされる一方です)

 

69冊目は

 

元々弱視から全盲になったスーダン人モハメドさん。この方がどうやって日本語を習得したか、という本です。まず確かなのは、この方はすごーく頭が良い方なのだということ。モハメドさんが通ったハルツーム大学って、スーダンで一番の大学でしょうし。あと、語学のセンス(というものがあると思っていますが)が抜群。英語もできるし。

他の外国人には、こんなに簡単なことではないと思います。目が見えないことが武器になるかもしれないけど、常人は真似できないなーと、いつまでも何の外国語も身につかいない私は思うのでした。

 

2021年9月に読んだ64-66冊目

「愛の不時着」は見終わったのですけど、完全に沼落ちしてしまい、毎日のように好きなシーンを見返している始末です。男性主役のヒョンビン扮する北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクが素晴らしく、表情がヒョンビンとはまた違うので、役者さんってすごいですよね。

 

ということで、64冊目

 

 

不時着しても終わらないんですよ。この方韓国語もできる俳優さんだそうです。セリフの説明や韓国事情など、韓国ドラマ初心者にはなるほど、という内容でした。すべてのトピックがドラマ関連だと尚、良かったのですけどね。

 

 

65冊目

 

重松清といえば、人情物というイメージですけど、まあこれも人情物的官能小説ですかね。女性向け官能小説であげられていたかと思います。『なぎさの媚薬』の中の一話を電子書籍で読みました。強姦シーンがあるのが、何とも。強姦シーンは小説でも映画でもホント嫌です。あとは、まあ男性主人公が満足して終わるようなお話でした。やっぱり女性が読むとうーん、っていうところではないでしょうか。

 

66冊目は

 

 

相変わらず好きな本屋の本。13坪なので、町の本当に小さな本屋さんですね。この2代目女性店主はが朝日新聞の土曜beに出ていて、そこからこの本に。女性店主さんは元、アーティスティックスイミングの日本代表選手だったとか。初代のお父さんも大手取次相手に戦いましたし、この方もそこは元アスリートなので、とことん突き詰めている感じですね。こういう小さな本屋が生き残るには、やはり強い思いと、顧客と関係を築くことなんだと思います。

 

おまけの本

 

ハングルというのは、朝鮮語の文字を指します。基本的に子音と母音の組み合わせでできています。でも、その一覧表である半切表を見ると、「こんなにあるの〜無理」と思ってしまうのですけど、そこは「愛の不時着」沼。それに仕事でもハングルがわかった方が良かったりもするので、最初は躊躇しましたが、この本は漫画で頭に残りそうだったので、チャレンジ。いや、1時間で全部は難しいけど、基本的な文字は確かに読めるようになります。取り敢えず文字が読みたい(読めると韓国に行った時、地名とか読めて便利です)人の最初の一歩にはなると思います。

2021年8月に読んだ61-63冊目

最近、月に3冊読むと安心してしまって、そこで終わりがちです。もうちょっと読みたいのですが、今頃ですが韓国ドラマ「愛の不時着」を見始めてしまって、ようやく半分なので、しばらく読書時間がうまく取れないかもしれません。

 

さて、61冊目

 

何度も書いていますが、父がアルツハイマーで、母と二人暮らしをしています。もう良くならないとは思いますが(まだ、一人で散歩もできる)、何かあるかなと思って、お盆に実家に帰る前に新聞広告で見かけて速攻購入し、急いで読みました。

 

著者は北海道の開業医で、まあつまるところ、飲みすぎている各種薬を改善し(それはわかる)、またグルタチオン注射をすると一瞬改善されるとか。こういう風に細かく見てくれる医者が近くにいると、少しいいのかなあとは思いますが、現実には難しいのかもしれません。

 

本は実家に置いてきたけど、母はもう諦めモードなので読まないかな。

 

62冊めは

 

健康本はかつてほどは読まなくなりましたけど、夫が中々快腸とはいかないのと、売れているらしいので古本で。

 

食べ物を消化速度で3種に分け、速いのと遅いのを一緒に食べるな、というのが基本なのですが、正直面倒くさい。いや、トマトとパスタを一緒に食べているイタリア人はどうなの?と思ったり。腸の調子が悪くなったら考えましょうというところです。

 

63冊めは

 

私は元々ミステリー、特に海外物はほとんど読まないのですが、この本を高く評価する文章を読み、そしてこの本が2冊だけの「女探偵コーデリア・グレイ」シリーズの2巻目であることから、まず1巻目の『女には向かない職業』をまず読んで、ようやくこちらに入りました。

 

1987年に発刊されているので、今読むと、古っぽい表現で読みにくい感じはあります(私も古い人なのに不思議なのですが)。そして前巻に続いてすっきりしない終わり方。そこには作者P.D.ジェイムズの哲学があるようです。巻末の解説を読んでなるほどと思いました。

 

今この本は絶版で、電子書籍では読むことは可能です。私はふるーい古本を購入したので、途中で背が割れてページが取れてしまいました。589ページもありますし、限界だったのでしょう。

 

 

メルカリを利用するようになってから、目についた本を即買いすることが増え、積ん読本が増加してしまったので、今、電子書籍以外は本を買うことを我慢しています。しかし、電子書籍のサンプルは読み続けているので、積ん読が解消されたら買おうと思っているリストの本が増え続ける一方。きっと、死ぬまで(或いはボケるまで)途切れることはないのでしょうね。

 

2021年7月に読んだ58-60冊目

7月は、東京オリンピック。オリンピックが始まると間違いなくコロナの感染者が増えると思い、上旬に旅行をしてきました。まだその頃に旅した県は、みんな1日の感染者数が10人以下だったのですけどね。

 

さて、旅行をしていると、仕事が滞る→読書時間を削るとなり、今月も月末に慌てて3冊無理やり読了させました。

 

58冊目は

 

 

これは試しに読んでみよう、のリストに入っていて、電子書籍でサンプルを読み、気に入ってそのまま電子書籍を購入したものです。何で最初に読んでみようかと思ったのかは覚えていないのですが、一木けいさん自体は、以前に文芸誌で短編を読んで、結構気に入ったことはありました。でも、本を読むのは初めてです。

 

出だしは中学生の恋愛で、その主人公と周りの人たちの連作短編集です。みんな大人になってどうなっていくのか、をテンポよく読ませます。子どもはみんな大人になる。そして誰も切ない思い出を持って生きていくんだよね、と、しみじみ思わされる話です。

 

59冊目は、

 

 

このコロナウイルスの感染については、色々な「専門家」という人が、違ったことを言うので、誰を信じたらよいのか悩ましい日々です。ということで、この本。西村先生はウイルスの呼吸器感染の専門家であるということで、読んでみました。

 

納得できるところから、本当にそうなのだろうかと思ってしまうところがあり、やはり何が正しいのかわからないけど、アルコール消毒は意味がない、衝立はやってますポーズとか、そうかもしれないが、やらないと不安だし。ウレタンマスクは効果ゼロはやっぱりというところなのですが。不織布マスクがアルコールに弱いことがわかったのは大きな収穫でした。

 

60冊目は

 

 

森まゆみさんというのも、よく旅をしている人なんですけど、どうも私の望む旅とは方向性が違うなーというのが率直な感想です。前にも森さんの旅本を途中まで読んで、そのまま放置してしまったのですが、今回は短い旅エッセイを集めたものなので、一時期放置してあったものの、最後までたどり着けました。でも、今、手元に本が無くて実は内容がよく思い出せない……。すみません、という感じです。

 

番外編

 

 

町田にある地元の書店に行った時に、町田の本のコーナーで見つけました。町田で編集されている雑誌のようです。色々な人が好き勝手にエッセイやら小説やらを書いている雑多な文芸誌。名の知れた人もそうでない人も、面白いものも、そうでもないものもあります。事実が間違っているものもあったり。これはあくまで町田記念ですかね。たまにはこういうのを読むのも面白いです。

2021年6月に読んだ55-57冊目

6月に読んだ本なのに、ようやく今頃。7月上旬は感染者が増える前に(オリンピックで多分増えるから)ということで、旅行をしていました。

 

さて、6月は夫の親戚も無事に退院して老人施設に入居させることができましたが、まだまだこれから家の処分などやるべきことが続きます。私も一回目のワクチン接種は終わりましたが、最近の感染者増加におののいています。

 

そして、6月の読書は20日まで一冊も読み終わらずで、慌てて読みかけの本で終わりそうなのを手に取りました。

 

55冊目は、

 

 

うーん、いつ買ったかも覚えていないのですけど、途中でやめていました。つまり、疲れやすい私の助けにはあまりならなかったかな。コエンザイムQ10は試そうかとは思いましたが。

 

56冊目は

 

 

大好きな下川裕治さんの本。リターンズ2冊目。30年前の旅を12万円でたどる旅。もう本当にその歳でよくやります。しかし、辿ろうにも辿れない。長江の船は無くなっていたり。最後のサハリンで暮らすというのが、とてもいいです。氷点下の中、薄着で危なかったり、ビールへの執着心とか。私もサハリンに行きたくなりました。

 

57冊目

 

 

このドラマがあまりに有名で、でも子どもの時に見たのでほぼ覚えていなくて。あの、台風で流される家のシーンが頭をよぎるだけなんですけど、誰かの感想を読んで読みたくなってしまいました。すごいなと思うのは、45年前位に書かれた小説なのに、違和感があるほどは古臭く感じないところです。もちろん、今ならあり得ない設定は沢山あります。赤の他人の家の電話番号がすぐわかるとか。夫が昭和の男そのものだとか。でも、何かあまり引っかかりを感じずに読めました。家が流されるという不幸を逆手に取る構成が素晴らしいですね。

 

 

2021年5月に読んだ47-54冊目

今月は、冊数だけは稼げました。すぐに読み終わる実用書が多かったので。

 

緊急事態宣言で、お出かけ大好きの私もどこへも出かけられず、脳梗塞で入院した夫の親戚を老人施設に入れるべく資産状況を探ったり(これが大変だった)、施設を検討したり。コロナで面会もできず、リハビリ病棟に移った本人の改善状況もわからない。誰とも面会できないんじゃ、監獄にでも入った気分になっているのではないかと。きっと本来回復すべき能力も戻らないのでは、と心配です。

 

47冊目は

 

 

最近、私も夫も中途覚醒することが多くて、歳のせいでもあるとは思うけど、鼻が詰まって目が覚める気もする。ということで、こちらの本。何か治療法があるらしいけど、それでわざわざ耳鼻科に行くのも面倒と思ってしまいましたが、取り敢えず鼻うがいはしてみようとハナクリーンは買いました。私はあまり変わらなかったけど、夫は少し調子が良くなったらしいです。

 

48冊目は

 

 

著者が認知症専門医であるところにひきつられてこちらを。何しろ親がアルツハイマーなので、いつか自分も、という不安がつきまとう。でもまあ、中味はそれほどでもなく、既に4行程度の簡易な日記は書いているし。それ以上に驚いたのが、著者の父親が発症した脳梗塞が、夫の親戚と同じだったということ。字が書けないが話は普通にできて、珍しい症例らしい。道理で最初に親戚を近所の町医者に連れて行った時、「脳梗塞じゃないと思う」と言われたわけだ。

 

49冊目は

 

 

 

 

 こちらは、角田光代さんが雑誌や新聞に書かれた書評を集めたもの。一番古いのは2007年。さすがにそこまで遡るとちょっと古いな、というのはある。こういう書評本は、読みたい本が増えてしまって危険なので、なるべく素知らぬ顔で読むことにした。350冊紹介されているが、現段階で購入したのは1冊。あと、電子書籍のサンプルを読んで保留にしてあるのが3冊。少なめに済んで一安心。でも、これを読むと角田さんが好きな作家もよくわかるというものである。

 

ちょっとした区切りの50冊目。

 

 

このバレリーナ芸人、松浦景子さんのことは全く知らなかった。本当にたまたまメルカリを開いたらこの本が出てきて、わっ何々ってことで即購入。バレエ好きなんです。まあ、憧れですね。この方、かなり本格的にやっていらしたのに今は芸人って、そのギャップもおかしい。YouTubeの動画が先でそこからこの本を作ったようです。一度ナマも見てみたいと思いました。

 

51冊目

 

 

これは、前述の『物語の海を泳いで』に出ていた本。夏石鈴子さんも全く初めてです。そしてこの方と私、同い年。

短編集なんですけど、角田さんは「どの小説も官能的である」と書いています。確かに色々なセックスシーンが出てくるんだけど、人情物もあれば、何かおかしな話もあって、みんな内緒にしている裏ではこういうこともありそうと思える話だった。

 

52冊目

 

 

この本は、今、書店で平積みになっていて、かなり売れているようです。まあ、私は緑内障でもあるので、取り敢えずやってみようかと。それでよくなるかどうかはわからないけど、気持ちは良いです。必要なところは10数ページだけですけど、それでは本にならないので、まあ仕方がないですね。

 

53冊目は

 

 

今月は健康関連の本が多い。胃も弱いです。春に調子が悪くなることがよくあって、その度に色々試すんですけど、今回も調子が悪くなったところでこの本に。あんまり目新しいことはありませんでしたが、この本と同時に薬を飲んだりしている内に回復しました。ゾンビ体操はまあ、良さそうかな。

 

54冊目は、

 

 

本屋で見かけて、へーこういう本があるんだと。実は今、BL小説関係の仕事をしていて、参考になる本を探していることもあり、ちょっと読んでみました。分野別に官能小説が紹介されているけど、なかなか紹介文を読むだけでは読む気になららいものです。試しにこれに載っていた小説を一冊読み始めてみたけど、途中で飽きてしまいました。第5章の「ちょいエロ」に出ている一般の小説の方がメインストーリーに軸足がある分、面白い気がします。官能小説ってたとえ女性向けに女性が書いたものであっても、肌感覚が合わないと、気持ち悪くなってしまうな、と思いました。

 

番外編

その1

 

 先月書きました通り、こちら『本の雑誌5月号』は、独立系書店の紹介が載っていて、行ってみたくなる書店のリストが出ています。あーコロナが終わったら順番に行ってみたいものです。

 

その2

 

 

コミックエッセイ。闘病物です。闘病記は基本好きです。38歳で大腸ガンステージⅣを宣告された著者の話です。鳥獣戯画風に主要な登場人物は動物。本人うさぎになっていて、人の形じゃないから生身が生々しくない。そこがいいです。しかし、彼女の生い立ちは生々しかった。でも、SNSに励まされたりしていて、そういう風に使われると、SNSがある時代で良かったな、と思います。