2019年12月に読んだ本31-33冊目
12月は、住む人のいなくなった夫の実家を売りに出すことになり、家具とか雑貨とかの引取を見積もってもらったら、50万円と言われたり、高級家具の買取価格が1000円とか、本当もう疲れます。そんな中何とかノルマの3冊を読みました。
柚木麻子さんは、初めて読みました。木嶋佳苗の事件をモチーフにしているそうです。それに惹かれて読んでみたのですけど、謎解きのようで面白いです。バターが重要アイテムで、高いフランス製のバターを私も買いたくなったのですが、よく考えてみると食べたことがあり、買わずに済みました。意外な展開もあり、飽きさせません。最後はどうするのかと思いましたが、みんなで円満解決みたいな終わり方だったのがちょっと残念です。
この本は、たまたま銀座に出かけた時に手にとって、勢いで購入した本です。別に銀座だけの話ではなく、東京や大阪、その他美味しいものを食べた時のエッセイなのです。この本も途中まで読んで放置していて、コロナ禍の中、また読み出しました。気軽にお店で食べられない今読むと、結構辛いと言いますか、いつになったらこういう密で差しでワイワイ飲み食いできるのだろうと思ってしまいます。コロナが終わったら行きたいですけど、終わる前にお店が無くなってしまうかもという不安が付きまといながら読んでいました。
2020年の開高健ノンフィクション賞受賞作!
ノンフィクション好き、特に冒険物好きの私にとって、2020年1,2位を争う面白さでした。
栗城さんのことは、NHKの特集番組で知って、特に共感もしなかったけど、へーとは思っていました。ところがエベレストで亡くなり、その後ネットを見ると、本物のアルピニストから批判されていたことを知り、何だったのだろうと思っていたら、この本が出て、よく取材されているな、と。そして、自分で作った劇場が収集がつかない状態になっていたんだと。これ以上はネタバレになるので書けませんが、とにかくオススメです。
これは雑誌なので、冊数に入りませんけど、パンダ好きの人にはオススメです。もちろん、女性自身のもじりなのですけど、昔の女性自身に掲載されたパンダ関連の記事が、よそでは見られないものもあったりで、貴重です。