死ぬまでにせめてあと1000冊は読みたい

読書記録です。アラ還の2020年5月からカウントを始めました。果たして1000冊までたどり着けるのか

2020-01-01から1年間の記事一覧

11月に読んだ本29-30冊目

11月は、前月に亡くなった夫の親の手続きに振り回されていました。今まで均衡を保っていたきょうだいの仲にちょっとひびが入ったり(相続自体で揉めているわけではないのですが)、相続って均等に分けるのでさえ、面倒なことが起きるものだと実感していま…

 26-28冊目。10月に読んだ3冊の本

10月に夫の親が亡くなり、仕事も忙しく書く時間を作ることができませんでした。 そんな中でも何とか3冊読み終わりました。 26冊目は、 ぼけますから、よろしくお願いします。 作者:信友 直子 発売日: 2019/10/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 同じ…

25冊目は『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』花田菜々子

今回から、私基準の面白度を星で表そうかなと思います。あくまで私が面白いと思ったかどうかなので、多分純文学系とかは低いと思いますし、旅行記・ノンフィクション系は高いと思います。さて、今回はそのノンフィクション系でした。 星の数は★★★★☆というこ…

24冊目は『アフリカ旅物語 北東部編』田中真知

田中真知さんの本は、『たまたまザイール、またコンゴ』、『孤独な鳥はやさしくうたう』に続いて3冊目です。 帯の推薦文が辻邦生氏! 1994年に出た古い本です。そしてこの本の出版社、凱風社は倒産してしまい、当然ながら絶版です。私も古本で入手しました…

23冊目は芥川賞受賞作『破局』遠野遥

これも『首里の馬』と同じく、文藝春秋9月号で読みました。 破局 作者:遠野遥 発売日: 2020/07/04 メディア: Kindle版 文藝春秋に掲載されていた著者のインタビューに、「主人公が気持ち悪い」って言われていると出ていましたが、私は別にそうは思いません…

22冊目は、芥川賞受賞作『首里の馬』高山羽根子

8月は6冊。私としてはかなりいい感じです。 さて今回、22冊目と書くのは少し抵抗がありました。この小説は単行本で出ていますが、私が読んだのは、芥川賞受賞作が掲載されている文藝春秋9月号です。でも、ここはちょっとお許しいただきましょう。 首里…

21冊目は、問題作『伯爵夫人』蓮實重彦

最初に出た時から話題になっていた『伯爵夫人』(新潮文庫)。 解説を含め、222ページですけど、中身は濃厚 帯にある通り、第29回三島由紀夫賞を受賞し、ずっと気にはなっていたのですけど、ためらっていたところ、年上の友人に「すごいわよー」と勧め…

20冊目は『日本語教育ガイドブック(上)』

前にも書きましたが、私は新米に近い日本語教師なので、日本語教育関連の本をちびちび読んで、お勉強しています。今回は、成長する教師のための日本語教育ガイドブック〈上〉(川口義一&横溝紳一郎著 ひつじ書房) 305ページの内、60ページが参考文献…

19冊目は、またまた冒険物『ダリエン地峡決死行』北澤豊雄

こちらも、『たまたまザイール、またコンゴ』と同じく、こちらの記事で紹介されていた本です。 ダリエン地峡決死行 (産業編集センター・わたしの旅ブックス) 税別1,100円とお手頃なためか、中は白黒写真なのがちょっと残念。 帯に書いてある通り、コロンビア…

18冊目は『孤独な鳥はやさしくうたう』田中真知

先月読んだ、『たまたまザイール、またコンゴ』があまりに面白かった(その記事はこちら)ので、同じ著者による旅のエッセイ集である『孤独な鳥はやさしくうたう』 を読んでみました。ザイールでの川下りは奥さんとしていて、その奥さんとの出会いがこの本に…

17冊目は『うちの子が結婚しないので』垣谷美雨

垣谷美雨さんの本は『老後の資金がありません (中公文庫)』に続いて2冊目です。『老後の資金がありません』の時にも思ったのですが、とってもリアル現実という話でした。 うちの子が結婚しないので(新潮文庫) 帯に引きつけられました。 我が家にも20代後半…

16冊目は『やめるときも、すこやかなるときも』窪美澄

7月は後半に読了できませんでしたが、5冊読了だったのでまあ良しとします。 さて、16冊目は『やめるときも、すこやかなるときも』 (集英社文庫) 初出は「小説すばる」 写真の下に、ブックバンドが写っていますが、これが欲しくて集英社文庫のナツイチに選ば…

15冊目は『パンダワールド』We love PANDA

私が今教えている日本語学校は中国人専門なので、「パンダが好きで2月に成都に行こうと思ったらコロナで行けなくなりました」などと話すのですけど、中国人は「え~パンダ?別に熊でしょ」みたいな反応なんです。 私も上野動物園にシャンシャンが生まれるま…

14冊目は『死に山』-世界一不気味な遭難事故

基本的に翻訳物はあまり好きではありません。それは日本語がどうしても不自然だからです。私は日本語の添削や校正も仕事にしています。欧米人の書いた日本語の文章を「日本語として不自然にならないようにしてほしい」などと依頼されますが、まず無理なので…

13冊目『たまたまザイール、またコンゴ』(田中真知)は、めちゃくちゃ面白い

私は一応、旅好きな人ではあります。うら若き21歳の乙女時代、初めて海外旅行に行きました。英語もろくろく話せないのに、一人でいきなりスキーバッグ一つで行ったのはニューヨーク。一泊目のホテルだけ予約してあったのですけど、行ったら部屋が埋まってい…

12冊目は桜木紫乃『家族じまい』

桜木紫乃さんの小説は三冊目です。2013年上半期の第149回直木賞を受賞した 『ホテルローヤル』 (集英社文庫)、と『裸の華 』(集英社文庫)なのですが、ワタシ的にはホテルローヤルはあまり好みではありませんでした。一冊目がそうだと中々二冊目に手を…

11冊目は『たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座』田丸雅智

6月の読了冊数は4冊でした。取り敢えず目標の3冊は上回ったので一安心です。 7月最初の本はこちら たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座 増補新装版 。 154ページの薄い本 田丸雅智さんというのは、ショートショートの小説家なんです…

10冊目は恩田陸『チョコレートコスモス』

恩田陸さんの本は、『夜のピクニック』『図書室の海』『蜜蜂と遠雷』『祝祭と予感』に続いて5冊目です。このチョコレートコスモス (角川文庫) 559ページの厚目の本です は、蜜蜂と遠雷(上)(下) (幻冬舎文庫)を読んだ後に、同じ傾向の話ということで読む…

9冊目は『沈黙のひと』小池真理子

私の父は今年88歳になり、現在初期?のアルツハイマーです。病気は他にも色々持っていますが、まだ毎日一人で散歩に行けるくらいには元気で、母と二人暮らしをしています。 そのため、認知症の父(夫)の小説 長いお別れ (中島京子・文春文庫)もとても興味…

8冊目は志賀直哉『小僧の神様』

志賀直哉は多分、中学とかの教科書で読んで以来でしょうか。『城の崎にて』は読んでいると思うのですが、今回のこの短編集 小僧の神様 他十篇 (岩波文庫) 『小僧の神様』は他に新潮文庫でも出ているが、入っている話は違うらしい。 にも『城の崎にて』が入っ…

7冊目は小松左京『復活の日』

表紙絵は生頼(おおらい)範義氏 復活の日 (角川文庫) は、1964年に書かれた小説です。1980年に深作欣二監督により映画化されています。深作監督がたまたま高校のOBだった関係で、当時名前だけの映画研究会部員だった私のところにも試写会のチケットが回って…

6冊目は丸谷才一『たった一人の反乱』

4冊目に読んだ『査問』。この本で査問が行われたのは1972年でした。 この本も夫の要らない本の箱から出した本でしたが、更にもう一冊出した本が、 たった一人の反乱 (講談社文芸文庫) 丸谷才一『たった一人の反乱』 この本は1972年に書かれた本で、『査…

スタジオジブリ 『熱風』5月号

スタジオジブリが発行している月刊小冊子『熱風』。私はこれを定期購読しています。 熱風2020年5月号 最初はたまたま本屋に置いてあったのをいただいたのですけど、中味は毎号の特集以外にも中々面白い連載があり(私は青木理さんの対談が特に気に入っていま…

たまには漫画

漫画『研修医なな子』を読みました。

『査問』つながりで米原万里さん

先日読了しました『査問』。 色々気になりまして少し検索したところ、佐藤優さんの記事が引っかかりました。 米原万里さんに関する記事でしたが、そこに米原さんがかつて日本共産党に査問をされたことがあるということがちょこっとだけ書かれていて少々びっ…

5冊目は『アジアの日本人町歩き旅』

遡ること丁度2年前の今日、下川裕治さんの講演会に行きまして、そこでサインしていただいたのがこの本です。そこから時々読んでは放っておいたら、2年が経過してしまいました。 アジアの日本人町歩き旅 (新人物文庫) 作者:下川 裕治 発売日: 2014/05/15 メデ…

4冊目は『査問』

夫は買った本を処分することなく溜め込む人なのですけど、私が私の本用に少し本棚を空けてほしいと言ったら、ゴールデンウィークに書棚の整理をしてくれまして、要らない本を一箱分出してきました。 私と夫は本の好みはあまり合わないのですが、ちょっと覗い…

3冊目、ようやく読み終わりました。

3冊目は、先日読んでいる途中をお伝えしたこれです。 日本・破綻寸前 自分のお金はこうして守れ! (幻冬舎単行本) 作者:藤巻健史 発売日: 2020/03/17 メディア: Kindle版 結構頑張って読みました。 普段、日経新聞とかを読みこなしている人には難しくないの…

今日は本が読めていないという言い訳

今日は祝日なのですけど、夫は仕事日でして、テレワーク。 食卓にパソコンを置いて仕事をしています。 私のパソコンは食卓に常置。 小さな家で向かい合わせ。 目の前で仕事をされてしまうと、さすがに気楽に本も読めません。 でも、活字を全く読まないわけで…

2冊目は内澤旬子さんの本

寝る前にちょこちょこと読んでいた本が読み終わりました。 漂うままに島に着き (朝日文庫) 作者:内澤旬子 発売日: 2019/07/05 メディア: 文庫 内澤さんの本は 『身体のいいなり (朝日文庫)』、『ストーカーとの七〇〇日戦争』に続き3冊目です。 『ストーカ…